Last Update: "2007/01/22 18:23:09 makoto"
改訂番号
CVS の版数管理の基本は
改訂番号 (Revision)
です。これは譜(File)に付くもので、必ず偶数桁です。例えば 1.1 のような形をしています。
1.34 とか 1.1.1.1 とか 1.2.3.4 あるいは 1.1.3.4.5.6 のような場合もあります。
枝と葉
実は、上の改訂番号は、
(枝の番号) + (葉の番号) の形をしています。例えば次のような例があります。
改訂番号 | 枝の番号 | 葉の番号 | 説明
| revision | branch | leaf
| 1.1 | 1 | 1 |
1 という枝に生えている 1 という葉 |
1.2 | 1 | 2 |
1.1 を変更・登録したので (同じ枝の次の葉の) 1.2 になった |
1.34 | 1 | 34 |
1.35 | 1 | 35 |
1.34 を変更・登録したので 1.35 になった |
1.2.3.3 | 1.2.3 | 3 |
1.2.3 という枝に生えている 3 番目の葉 |
1.2.3.4 | 1.2.3 | 4 |
上の葉を変更・登録して4 番目の葉になった |
最後の ピリオド(.) の後が 「葉の番号」(leaf number)
です。1.1 なら
1 という枝
の 1 という葉、1.34 なら 1 の枝の 34 番目の葉ということ
になります。1.1 を変更して登録すると 1.2 になります。1.34 を変更して登録すると
1.35 になります。1.2.3.3 を変更して登録すると 1.2.3.4 になります。
ここで登録という用語を使いましたが、通常は commit と言います。登録の時には、
cvs commit filename
という操作をするからです。この操作により、初めて保管庫の内容が変化します。
ここで説明している改訂番号は必ず譜 (file) に付きます。
もしどこかで持出したものを見る機会があれば、次のような行があるかも知れません。
; $Id: 20000.revision.html.ja,v 1.1.1.1 2008/03/12 10:53:46 makoto Exp $
ここの 1.52 がその番号です。上で 「1 という枝」と書いていますが、これは特別に幹 (trunk)
と呼ばれることが多いです。あるいは main trunk とも言います。
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